自主企画について

akutagawaのホームページに弘前ライブの詳細が掲載されました。
初めてメールをしてから2年半後に実現するライブ。僕らが企画する【nuclear soundscape】は常に青森、弘前に来た事の無いバンドを招聘することを重点的に行っています。少なくとも僕が誘わせてもらったバンドはそう。伝手も何も無いバンドへ、ただただライブが観たい!とメールを送り続ける作業。
初めての企画で誘ったabout meは、確か桜祭りの駐車場当番をやっている時に決定した。ボーカルの加藤さんと電話したのが懐かしい。山形のVHRとmoor worksとの共同リリースは、僕にとって非常に興味深い存在だった。企画当日、青森へ向かうabout meを岩手・宮城内陸地震が襲った。高速のサービスエリアに居たとのこと。初めての企画、初めて青森でライブをするバンドがこんな目に合うとは予想もしていなかったのと同時に大変申し訳なくなった。それでも、ライブではそんな事を気にさせないステージで、これがCDやDVDで聴いたバンドなんだと凄く感慨深かった。
次に僕が呼んだのはdinner。インストバンドという物を意識し始めた頃に聴いていたバンド。僕の中で「dinnerを亀ハウスで観たい」というのが、この自主企画をやり始めた原点なんです。これも実現するまで1年近く掛かったライブ。なかなかタイミングが合わず、2度ほど振り出しに戻ったりした。そんな中で、自主企画の原点を開催出来たことが凄く嬉しかった。その後dinnerとはことある毎に対バンさせてもらっている。不思議なものだなと、心底感じている。
4回目の企画は、東京から3バンドを招聘してのリリースツアーをサポート。free ride managementの音源をディストロで取り扱う時のメールのやり取りの中で、「いつか一緒にやりましょう」と橋本さんと話していた。それから間髪置かずに吉祥寺WARPのレーベルREVOLUTION TEMPLEのコンピリリースツアーの話を頂いた。2つ返事で企画をすることにした。彼らと一緒に処理デキズ、彷徨う豚の全3バンドを招聘しての企画。レーベル絡みのリリースツアーを招聘するのは初めてで、どうやって段取りするかも分からなかったけど、何だかとても楽しかった。今考えると、こうした受け入れ態勢を整えたいという思いもあったから楽しめたんだろうと思います。彷徨う豚は急きょキャンセルというハプニングもありつつ、2バンドともとんでもなく格好良いライブだった。
5回目は東日本大震災後にJamieマサトさんと企画をやろうと段取り。初めて盛岡でライブをした時に一緒にやらせてもらったdream scum trueに声を掛けたら即オッケーだった。盛岡でのライブ以前から名前を見掛けて気になっていたドリスカとは、ライブ当日色々と話をさせてもらった。初めて会ったのに、強烈なライブパフォーマンスをする人達なのに、凄く優しい印象を受けた。こんなライブを弘前の人が観たらどう思うだろうかと、凄く興味深かった。バドミントンのシャトルが地面に落ちた瞬間に音が止まるという演出。最高に格好良かった。
翌月はcirceのリリースツアーをサポート。上海出張翌日のこと。この年の1月にmalcheese企画でnameme鈴木君と知り合い、その縁でリリースツアーを企画。この時初めて、所謂純粋なロック以外の面子の3マンを企画。インスト2つとヒップホップ。集客は1ケタ。circe、DIZO×シンゴクラスタールと、良い面子だっただけにかなり凹んだのを思い出す。幾ら良い面子でも、それを観てもらえない悔しさばかりだったけど、来てくれた方はcirceの音源を買ってくれたのが救いだった。打ち上げではcirceの野内さんと「何故企画をやっているのか」について話した。企画する意義を再確認したものの、この頃から企画を止めようと考えるようになったいった。

企画をやる理由って一体何だったんだろうかと。レーベルも然り。自分がやりたいこと、伝えたいものを発信することが最大の理由だったはず。普段ライブハウスに来ない人でもこんな音楽を好きな人は居るはずで、そんな人がうちらの企画でライブハウスに足を運んでくれたら嬉しいなとか、自分がやってみたいことというのは、自分でアクションを起こしたら実現できる可能性があることを知って欲しいと思ったり。こんな田舎からだけど、何かやれるんじゃないかと。だけど、それが伝わらないこと、それだけじゃ続けることの出来ない現実はかなり応えた。

なんて悩んでいる頃に、今年起こる様々なことが舞い込んだ。
3月のNoeyeとCONTRAIREのリリースライブ。6月のakutagawaのリリースツアー。9月の東京ライブ。
また、少しだけ時間をもらった気がした。だから観に来て欲しいと思うのです。6月23日は亀ハウスでakutagawaのリリースツアー弘前編です。2年半越しのライブです。僕にとっては途轍もなく大きな企画です。



【nuclear soundscape vol.9 - akutagawa "dawn" release tour - 】

■2012.06.23(sat)

■@ LIVEHOUSE 亀HOUSE (青森県弘前市富野町9-10)

■open/start 17:30/18:00

■adv/door ¥1,500/¥2,000 (w/1drink)

■live artists

akutagawa (東京)
2001年、山形にて結成されたakutagawa。彼らが紡ぎだすアンサンブルは多くのリスナーを魅了し続け、山形のローカルシーンのみならず、日本のインディペンデントシーンの最重要バンドの1つである。現在は活動拠点を東京へ移し、2011年10月に約5年振りとなる待望の新作"dawn"を自主レーベルAlpinistaよりリリース。オルタナ、ハードコア、ポストロック等の要素を昇華しつつ、聴く者の琴線に触れるメロディライン、哲学的且つリアリティある詞世界は、彼らにしか表現することの出来ない、唯一無二の音楽である。
青森での初ライブは、彼らのリリースツアー青森/弘前編として開催される。圧倒的な世界観を生み出す彼らのライブをぜひ!

kallaqri (青森)
2006年に結成された、ボーカル、ギター、ツインベース、ドラムの変則5ピース激情ハードコアバンド。幾度かのメンバーチェンジ後、現メンバーになる。唄い叫ぶボーカル吉田のステージング、それを支える叙情的且つ激情的な楽器隊は、まるで一つの舞台作品を観ているかの様である。青森屈指の若手ハードコアバンドとして、県外でも積極的にライブ展開をしている。

Source age (青森)
1995年に結成し、青森市を中心に活動する。2009年には、青森を代表するシューゲイザーバンドCa-Pとのsplitを発表。ヒリヒリと切れ味鋭い楽器隊の絡みが生み出すスリリングな展開。正真正銘、青森至高のポストハードコアバンド!音に真摯に向き合う彼らのライブをその目で確かめて欲しい。

Jamie Squeeze (弘前)
2004年 船水、前任のb、drで結成。活動休止/幾度かのメンバーチェンジを経て現メンバーとなる。2枚のデモ音源を発売。2009年春には弘前のローカルレーベル[nor thmall lab]より6曲入りCD[invisible will]を発売し、県内外のリスナーから支持されている。

聞こえないふりをした (弘前)
2007年夏結成/(基本的に)インストゥルメンタルバンド。
ambient/drone/electronica/noise等の要素を取り入れた楽曲を軸に、青森県内(外)でマイペースにライブ活動を行う。lostage、こだま和文、石橋英子×千住宗臣、近藤等則らのフロントアクトを務める。



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by kikoenaifuri | 2012-05-10 00:29 | diary